ponkotu-papaのブログ

バツイチパパの日常を気の向くままにつづります

嫁とケンカした その4

これまで、こんな特に面白味の無いブログを読んでいただいた方なら、もしかしたら嫁の仕事にある程度の見当が付いているのではないかと思うんだけど。なので、なんか隠しておく意味もあんまり無さそうだし、いっそバラしちゃえ!

嫁は【保育士】の仕事をやっております。

一昔前なら【保母さん】と呼ばれていた仕事。

今年担当している年齢は娘とはかなり違うんだけど、それでも、現代の子育ての現状をリアルに現場で見てきている。で、一応、部下も持って『室長』として現場を切り盛りしているベテラン保育士でもある。

どんな仕事でもそうだと思うけど、上に立つ者は現場の仕事内容を理解しつつ、全体の流れや状況を把握して適時、部下への指示や仕事の割り振りやなんかをしなきゃいけないんだけど、嫁はそーゆー面倒臭いコトをやっているようで、職場での信頼もそれなりに厚いようだ。

 

そんな、言ってみれば『子育てのプロフェッショナル』である嫁の子育て論、やはり素人(俺)が聞いても説得力がある。

その嫁が、俺の子育て論に対して、

「そんなのはサザエさんみたいな『昭和の古き良き時代』の話。母親は専業主婦で、お婆ちゃんがいて、ご近所みんなで子育て出来た時代の話だ。」

「今は核家族が普通で母親も働いてる共働きで、ご近所とも疎遠で、子供は生後たった数ヶ月で保育所に預けられて。そんなんで【家庭で躾】なんて出来るワケが無い。他の保育士は『家でもお箸をキチンと持たせて』『お片付けさせて』とか言うけど、わたし(嫁)は躾は保育所なんかがしっかりして、家ではダラダラさせて思う存分たっぷり甘えさせてやるべきだと思う」

だとか…。

その他にもいろいろ難しいコトを言っていたのだが。

もういっそ、嫁、子育て論の本でも書いて出版してしまえ。そんで夢の印税生活だ!(笑)

 

嫁の子育て論を、実際に嫁が何年も実践してきた結果、すでに卒園して何年か経ち小学校に上がった子で、母親が何度注意しても聞かない子が、その親に頼まれて嫁が少し話した(注意とか小言ではなく)だけで、改善するくらいの信頼関係が出来ているそうな。

 

子供が、母親以上に信頼する保育士…。

………………マジか?

まぁ話に聞く限り、俺が聞いてもちょっと「それってどーなん?」とモニョるくらいの母親らしいんだけど。

 

何年か前にモンスターペアレントが流行った頃、テレビで『学校で子供に箸の持ち方を教えろ』と訴える親の再現VTRに、俺は「アホや~。箸の持ち方くらい、親が教えろよな~」と笑って観ていたんだけど。むしろ、そんな「家庭でするのが当たり前」だと思っていたコトも、今では学校とかでしなければいけない時代なんだろうか…?

学校の先生にどんだけ要求するねん…。 

 

 

まぁ嫁の言うコトは判らんでもないし、嫁が子供の頃から「母親」になるべく受けてきた教育、娘と過ごした時間の長さ、保育士として見て経験してきた子育て事情、女同士、などなど、確かに娘の子育てについては俺よりも遥かに分があると思う。

でもな。

やっぱり俺から見て、嫁は娘に対して過保護すぎると言うか、甘すぎると思うんだ。

俺は娘に『自分のケツは自分で拭ける』ようになってほしいと思うんだ。

自分の行動にある程度の責任を持てるようになってほしいと思うんだ。

そのためには、多少の痛みも有りだと思うんだ。

例えばさ。

娘が道を歩いていると、転んで膝を擦りむいて痛い思いをするかも知れない。でも、俺なら敢えて歩かせる。転んで痛い思いをすれば、誰に言われるでもなく、次は転ばないように自分で気を付けるようになるだろ?

そうやって小さな失敗、小さな痛い思いはたくさん重ねてほしいと思うんだ。そう言う小さな失敗の積み重ねで、将来訪れるかもしれない大きな失敗を予測、回避が出来るようになると思うんだ。

でもたぶん、嫁なら、娘が道を歩く前に娘を抱き上げるか背負ってしまうんじゃないだろうか。娘にとっては、そうしてもらえればその瞬間は自分が楽だし、喜ぶだろう。でも、失敗の経験値は積めないんだよ。

成功体験はもちろん大切なんだけど、失敗体験も大切なんだよ。

 

 

 

『痛みを伴わない教訓には意義がない。

人は何かの犠牲なしには何も得ることは出来ないのだから…。

しかし、その痛みに耐え、乗り越えたとき、人は何者にも負けない強靱な心を手に入れる…。

そう、鋼のような心を…』

 

 

…てのは、これまでも何度か書いた『鋼の錬金術師』の一節なんだけど。

俺は娘に『鋼の心』を要求しているワケじゃないんだ。

でも、成長のためには、失敗体験も含む、いろんな経験が必要だと思うんだ。

俺は、嫁が娘のそういう貴重な経験のチャンスの芽を摘み取ってしまっているんじゃないのかと不安になる…。

 

 つづく